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リング製本

用語集

 用語  リング製本
カテゴリ 製本

 【リング製本とリングの種類】

「リング製本」とは、製本したい紙面の背になる部分に穴を開け、ワイヤーリングなどを通して綴じる製本方法です。
 ワイヤーリングで束ねた紙は、メモ帳やリングノートなどでも一般によく目にするので、想像しやすいと思います。
 リング製本は開いたページが閉じないため、手で押さえておく必要がありませんし、360°開閉できるので裏側に折りたたんで半分の大きさで見ることもでき、狭いスペースでも使用しやすいというメリットがあります。このため、カレンダーやテキスト、マニュアルなどに使用されているのです。

 ワイヤーリングには幾つか種類がありますが、リングノートやスケッチブックなどによく使用されているのは「スパイラルリング」と呼ばれる1本のワイヤーを螺旋状にしてリングにしているものです。
 一方、製本によく利用されているのは「ツインリング」あるいは「ダブルリング」とよばれるもので、2本のワイヤーリングが1つの穴に対して個別に1つ1つ通してあるものです。針金を特殊な機械で成型することにより螺旋状ではないリングの形状にした製本です。
 特長としては、ページを折り返した時に上下のズレが全く発生しないので、見開きページのある地図帳や絵本、あるいは中身枚数の多いノート類に使用されます。

 この他、「プラリング」や「ワンタッチリング」といった種類もあります。プラリング製本は。リング製本のリングが樹脂のものです。
 通常のスパイラル製本は針金を使用するため色には制限がありますが、樹脂のリングを使うことにより多様なデザイン表現が可能となります。ファンシー系文具に使用されています。

■ 概略図dp_w-8105

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