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平綴じ

用語集

 用語  平綴じ
カテゴリ 製本

【平とじとはー無線とじと中とじの融合体】

 学校の教科書に使用されていることの多い綴じ方が、「平とじ」です。
 教科書を見ると、背部分が糊付けされていて、尚且つその少し内側部分に針金のようなものが浮き出ていることがあります。
 つまり、背を接着剤で綴じる「無線とじ」と、冊子を開いた状態で重ねて真ん中をホッチキスで留める「中とじ」とを組合わせた綴じ方です。
 前述のように学校の教科書を代表に、その他企画書や少年週刊誌などもこの綴じ方が採用されています。

 具体的には、まず中とじで16ページほどの薄い紙の束を作り、これを幾つか集めて1冊分とします。
 これら1冊分を構成する冊子の背に接着剤をつけて無線とじしたのが平とじ本というわけです。
 背表紙の内側、約5㎜程度内側で金具で留められるため、丈夫ですがセンターいっぱいまで180℃開くことはできません。そのため5mm程用紙の印刷幅が狭くなります。
 また背表紙が作れる点も中とじにないメリットですが、無線とじと中とじ両方の工程を必要とする為、やや料金が高くなる傾向にあります。

■ 概略図dp_w-8103

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