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折丁

用語集

 用語  折丁
カテゴリ 製本

【折丁とは?冊子本の作り方】

 現在、私たちが手にしている本や雑誌は「冊子本」と言って、小さい冊子を複数冊重ねて綴じられたものです。
 例えば、紙の両端を揃えて2つ折にし、更にそれを90度回転させて2つ折りにした場合に、合計で8ページの小冊子ができますが、この1枚の紙でできる小冊子の単位を「折丁」と呼びます。
 勿論紙を何回折るかで折丁のページ数は変わります。先ほどの例では2つ折りを2回繰り返したので8ページになりますが、2つ折りを3回繰り返せば16ページということになります。

 日本の書籍のような縦組みの本にする場合には、折った紙の閉じた側(最後に折った折り目の部分)を右、袋状になった側を下にして、バラけている側が上と左にくるようになる「右綴じ地袋」にします。英文のような横組みの本はその真逆、「左綴じ天袋」となります。

 また、折丁の重ね方は「平綴じ本」か「中綴じ本」かによっても変わります。平綴じの場合、折丁をそのまま重ねて背部分を接着させますが、中綴じの場合は折丁の真中のページを開いた状態で重ねて、センターを針金などで綴じて固定します。こうして1冊の冊子本ができあがるわけです。

■ 概略図dp_w-8109

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