トンボ

【トンボ】


トンボ（register mark）とは、印刷後の裁断のサイズを見るためのマーキングのことで、十字の形に印刷されます。この形がトンボが羽根を広げた様子に似ているためこう呼ばれるようになっています。
あくまで裁断のための目安となりますので、画像などが印刷された部分より外側に出ているのが普通で、角やセンターなどのカットが入る位置に印刷されることが多くなっています。
それぞれ、「角トンボ」や「センタートンボ」などの名前で呼ばれることもあります。一般に0.1mmの罫線で示されます。

このようにトンボとは裁断のためのマークですが、折り目を入れるための目安としても使われることがあります。
どの位置で紙を折って冊子状にするかなどを見るためのものとなります。
これは「折りトンボ」などと呼ばれることもあります。完成物には入らないテクニックですが、印刷の世界では形を整えるためにとても重要なマークとなり、ほとんどの印刷物にこれが入れられています。