用語集
用語 切り取りミシンカテゴリ製本
【切り取りミシン 】
事務用品の製本、例えば伝票の場合、伝票を1枚ずつ剥がして使用するタイプのものと、1枚目は伝票につけたままにして保存し、複写された2枚目を切り取って顧客に渡すタイプのものがあります。
前者は全てのページを剥がすことになるので背の部分に糊をつけて自然乾燥させた後、1枚1枚切り離してからクロス巻きやマーブル巻きで固定する「天のり製本」という製本方法がとられますが、後者の場合は剥がしたいページと固定させておきたいページの両方が存在するためこの方法では不安定過ぎます。
それで後者の場合は剥がす必要のあるページだけ切り取れるようにしておいて、全ての紙を針金綴じで固定させてしまいます。
この時に使用されるのが、「切り取りミシン」です。切り取りミシンで必要なページにだけミシン線を入れ、手でも綺麗に切り取れるようにするわけです。
切り取りミシンは、ミシンの種類によって切り取り線の形に違いがあります。
破線状の切込が入る「ラインミシン機」、細長い穴が入る「スロットミシン機」、丸い穴が入る「平盤切り取りミシン機」などが代表的です。