用語集
用語 乱丁カテゴリ製本【乱丁】
1冊の本は、複数冊の折丁を順番どおりに並べて綴じることで製本されています。
例えば320ページの本はそれぞれ16ページ分から成る折丁20冊分を丁合して綴じているわけですが、この1~20の折丁の順番を間違えると、ページがバラバラになってしまいます。
あるいはその前の、折丁を作る段階で印刷された紙の折り方を間違えると、これもページがバラバラになったり天地がひっくり返ったりします。
このようなページが合わなくなったり天地がひっくり返ったりするトラブルを「乱丁」と呼び、乱丁に気づかず製本されたものを「乱丁本」と呼ぶのです。
乱丁は、前述の通り丁合の際に起こりやすいトラブルなのですが、本来丁合機には乱丁防止センサーがついている為滅多に起こるものではありません。
しかし例えば丁合機に折丁が引っかかって止まってしまった場合、その引っかかった折丁を取り除いて綺麗な折丁を新たに人の手で挿入することになります。
この時に誤って違う折丁を入れてしまうと、乱丁が起こることになります。
それでもその後の製本過程でノンブルを確認すれば食い止めることができますが、それさえも通過してしまうと乱丁本となってしまいます。