用語集
用語 ドン天カテゴリ印刷【ドン天】
ドン天(返し)とは、印刷に使う版の量を減らすために使われるテクニックです。
具体的には、複数の版の印刷が必要な作業において、同じ紙の上に二つ以上の版をまとめて印刷するという方法を用います。
こうすることで、異なる版面ごとに裁断して分けるだけで複数の版が生まれることになります。
少なくても版の必要数を半分にすることができますので、コストと作業量を各段に減らせるというメリットがあります。
また、似たような方法に「千鳥」と呼ばれるものがあります。
基本的にはドン天(返し)と同じなのですが、版をまとめて一つの部分に固めて印刷するのがドン天(返し)であるのに対して、異なる版を互い違いに印刷するのが「千鳥」です。
裁断の仕方によってより複雑な版の組み方ができるようになりますので、工夫するとかなりコストと作業量をカットできるのが特徴です。
このように、印刷の世界では、よりスピーディーに印刷を仕上げられるように様々な工夫がなされているのです。